WOOMの浦川です。
今日は会社のこと、というよりも、個人的なことなのですが、2月で独立して3年目に突入しました。
2015年1月いっぱいで会社員という枠組みから脱出して、貯金もないのに突然独立して早2年。
よく2年も生きて来られたなと思ったり、あっという間過ぎてもう2年も経ってしまった、と思ったり。
35歳でできないことは40歳でもできない
ずっと会社員っていう働き方は向いてないなと思いながら、30歳には社長になりたいなっていう何をしたいとかじゃなくて会社員を辞めて社長になりたいっていうことだけ考えていたものの、いざ30歳の頃は、仕事も順調で、小さな会社とはいえ課長という役割に満足していた部分もあったりして、ダラダラすること4年。今年35歳になる、きっと35でできないことは40になってもできない。失敗するなら若い方がいい。そんな勢いだけで独立したところもあり。。。
その頃は会社員でしたが、給料も安かったので、会社に黙って副業でWEB制作の仕事をちらほらしてて、会社辞めて独立しようと思って、なんてことをクライアントに話したら、そうしたらもう少しうちの仕事がっつりやってくれる?なんてありがたいお声をいただき、独立することを決意。
社長と大喧嘩して勢いで辞めたところもあるんですが、フリーでやるなら、後任者もいないし、しばらくうちの会社で月の半分でも働きながらでもいいんじゃない?と言われ、安定収入はいくらあっても困ることもないので、月の半分その会社に残りながら、独立することになったんです。
しがみついていた何かを捨てたときに、新しいものが手に入ったりする
もう一人、知人で今もお仕事をいただいている方に、「しがみついていた何かを捨てたときに、新しいものが手に入ったりするものよ」なんて言われて、今考えると本当にそうだなって思ったりしています。
ずっと独立したくても怖くてしなかっただけなんです。収入がなくなるかもしれない、安定収入がなくなったら家賃が払えない、とかそういう不安を振り払うしかないんです、独立なんて。独身なんで、自分の心配以外しなくていいってのも大きいと思います。独立に必要なものは、お金とか最初から食うためのクライアントなんてことを会社員の頃は思って、それがないから独立するのは今じゃないってずっと思い込んでました。というか、正確に言うと、そう自分に思い込ませることで、独立から逃げてただけなんだと思います。
独立に必要なものは勇気
結局、独立に必要なものは「勇気」じゃないかなって思います。今自分が守っている何かを捨てられるかどうか。
結局思い切っていろんなものを捨ててみたら、独立1ヶ月目にはそれまで週5日せこせこ働いてもらっていた給料を週3日で稼ぐことになり、3ヶ月後には独立前の給料の倍を毎月稼げるようになり、何で今まで独立しなかったんだろうって思ったりしました。
まぁもちろんこの2年間ずっと順風満帆だったわけではないですし、人生タイミングって大事なので、ちょっと遠回りしたけど、34歳で独立したときも、いろんなご縁があって、然るべきタイミングだったんだろうなって思っています。
独立するときに準備したもの
これから独立しようと思う人はきっと気になると思いますが、僕は会社を立ち上げるまでの間フリーランスで活動していたので、特に登記に費用とかはかかってません。それは法人化するときまでになんとかすればいいもんです。30万あれば会社は作れますから。
飲食店など物件を借りたり、資格を取ったり、物理的にお金がかかる職種の人は例外として、僕らのようにIT関連の職種の人は、自宅で仕事もできますし、ハッキリ言って準備資金なんて要らないです。事実、僕は貯金はほぼなし、独立するにあたって、ノートパソコンだけ新調しました。これは仕事道具だし、お金を惜しむところじゃないと、なけなしのお金で。
お金はあるにこしたことはないです。もちろん。でも、ないと独立できないわけじゃないです。それは言い訳です。
よく半年分ぐらい仕事がなくても自分が食っていけるぐらいの貯蓄が必要なんて記事なんかもありますが、別になくても平気です。あった方がいいでしょうが、会社でちゃんと働いていて、ちゃんと辞めれば、僕のように会社を辞めるなら、フリーで仕事手伝ってって言われることもあるでしょうし。こんな時代ですから、フリーランスで仕事を見つけることは難しい話じゃないです。
やるかやらないか
やらない理由を考える暇があるなら、まずはやってみる。
文句を言いながらダラダラと会社員を続け、独立しない言い訳ばかり考えていた会社員の頃。金がないのは別に会社のせいじゃないし、自分が使いすぎてるだけだし、あれこれ言い訳を考えている暇があるんだったら、どうやったら独立できるかを考えている方が、ずっと前向きで有意義な時間です。これは別に独立云々の話に限った話じゃないでしょうけどね。独立してからそんな考えになったところもあり、愚痴ばっかり言ってた僕の会社員時代を知ってる人からすると、だいぶ変わったなーって思ったりするんじゃないかと思ったり。
世の中には知らないことばかり
ある程度仕事もできて、若くして課長になって、同い年の人たちよりそこそこ良い給料をもらって、世の中のことをわかったような気でいた30代半ばの会社員時代。いざ独立してみると知らないことばかり。あぁこんなにも世の中のことを知らなかったんだな自分って思いました。それは法人化した今も毎日のように思ったりしますけど。
だから、あれはしない、これはしないって自分で自分に制約をかけないことですね。知らないからやらない、わからないからやらない、っていうのは勿体無いです。なんでもやってみたらいいです。自分が社長・代表者なわけですから、ダメだったり、合わなかったら辞めればいいんです。会社員のようにやらされているわけじゃないです。やるもやめるも、全部自分で決めればいいんです。やってないのにやらないのは勿体無い。やってみてからやめたらいい。それだけです。会社員の頃に経験できなかったことをいっぱい経験できます。いいことも悪いことも。
3年目
独立して3年目、おかげさまでこなせないほど今はお仕事をいっぱいいただいていて、ご迷惑をお掛けしてしまっているところもありますが、なんとか1つずつちゃんと仕上げていきたいと思います。いつまでもこの状況が続くわけじゃないとは思いますが、受託制作の仕事以外に放置してしまっている自社サービスも今年は何とかしたいなって思ったりしています。3年目の目標。
がっつり正社員で採用っていうわけにはいかないかもしれないですが、今年は制作スタッフの増強をしたいと思います。子育てなどを理由に会社を辞めてしまった友人に最近は仕事を手伝ってもらっていますが、毎日会社に来ないとできない仕事じゃないですし、納期はありますが1日の中で作業する時間は日中じゃないといけないなんてルールもないので、自宅で子育てや家事をしながらでも仕事したいっていうワーママや、介護で仕事を離れてしまった人なんかと一緒にお仕事できたらいいなと思っています。フルタイムである必要もないですし、フリーランスとして固定である程度収入がほしいっていう方でも良いです。アルバイトで働くよりも、開業届を出して、フリーランスとして収入を得る方が得なこともあります(経費のこととか)。一番良い方法で一緒にお仕事できたら良いなと思っていますし、ご協力できるところはしたいと思っています。
もしご興味があればお気軽に問い合わせフォームからご連絡ください。
2年を振り返ったらダラダラと長くなってしまいましたが、またこれからやるしかない、ですね。