2019.2.12わけのわかっていない営業マンとは話したくないという話

WOOMの浦川です。
寒さに弱いのでエアコンの他にヒーターを3種類備えて仕事しております。。。

私は、比較的小規模のビジネスをされている企業・個人事業の経営者の方とお話させていただく機会が多いのですが、WOOMに決めた理由を「社長」が来て、ちゃんと説明してくれたから、というお客様が多いです。
得体の知れない小さな制作会社に仕事を頼むわけですから、たいていのお客様は他にも見積を取ったり、情報収集したりしています。
既に取引している業者や、過去に取引している業者もあったり、小規模のビジネスをされているお客様は、ご自身でいろんなことを勉強して、いろんなことをやってみた方が多いです。上手く行ったことも、行かなかったこともあるとは思いますが、いろんなお話をさせていただいて、最後は弊社に決めていただいているのかなと思います。

とにかく売ろうとしてくる営業マンが嫌い

中小企業には、よくわからないセールスがとにかく多いです。自分でもよくわからないものを売りつけようとするセールスの電話や、突然見知らぬ人なのにアポイントを取りに来ようとする相手の都合を無視した問い合わせフォームからの迷惑営業メール。
まぁ弊社はIPアドレスやメールアドレス等で迷惑営業メールを片っ端からブロックしていますけど。。。

トークスクリプトに基づいて話してるんでしょうけど、すぐボロが出るし、自分自身がわかってないからそんなことになるんだろうな、という支離滅裂なトークを繰り広げる営業マンたち。電話営業向いてないし、転職した方がいいのでは?と思う人もしばしば。

会社の電話なんて、ほぼセールス電話しかかかってこないっていう社長さんも多いです。お客様は用事があればケータイにかかってきますし。

ほんとにそれ必要?っていう提案

何でもコンテンツを作って順位を上げてくコンテンツSEOが~、広告にお金を掛けないと~、まぁそりゃそうなんですけど、自分が売らないといけないものと、相手先が求めているものが合っていないからそうなるわけですね。
小規模ビジネスをやっている方は、いろんなことをやってみてダメならやめようっていうチャレンジングな方が多いので、総じて失敗も多いんだと思います。

ほんとにクライアントにとって必要なものでないのに提案するのは、目先のお金欲しさ・営業成績に目がくらんでいるとしか言いようがなく、長いおつきあいにはならない提案だろうなと思います。
できればそういう提案はしたくないと思っています。

営業マンとディレクター

何が満足につながるかっていう話ですが、私の人柄がどうの、という話ではなく、ディレクターが担当するかどうか、なんじゃないかと。

営業マンなんて、よくわからないものを夢を見させて高く売るっていうのが仕事なんでしょうから、それで良いのではないかと個人的には思ったりします。できるかできないかじゃないところで話をできるというのは、わけがわかってないからできることでもあったりします。

営業の良いところは、できるできないじゃなくて、やってみたいことをやりましょう、で行くところ。それにいくらかかるかは知ったこっちゃない。だから最初に想像もできなかったようなことができちゃったりもします。

一方でディレクターは、制作の知識があったり、社内リソースや外注管理のことを頭の中で考えながら提案するので、できないことや意味のないことを提案するのを避ける傾向にあります。満足できる提案をしてくれることが多いですが、突拍子もないアイデアを出してくれる人は少ないかもしれません。もちろん絶対いないとは言いませんが。

「ガンガンいこうぜ」と「いのちだいじに」

営業が作る提案書と、ディレクターが作る提案書では、違うものができます。ここから先は好みの問題と、会社の資金力の問題です。
ドラクエで言うなら、「ガンガンいこうぜ」か「いのちだいじに」ぐらいの差はあると思います。

お金はいくらかかってもいいし、結果は自ずとついてくる!っていう社長であれば、営業マンとやり取りした方が良いかもしれません。ただ、その営業マンは会社できっとディレクターと喧嘩します。そしてディレクターは制作部隊にどうやってやってもらうかに苦心します。でも面白いものを作るってそういうことなのかもしれません。

身の丈に合ったもので、無駄なことは極力避けて慎重にやりたい。そんな場合はディレクターとやり取りするのをおすすめします。発注したときにはある程度社内リソースも確保されていて、どうやってやるかまでが制作部隊と共有できているので、仕事が非常にスムーズに進みます。お客様の予算からできることはなにかとか、コストとのバランスとかそういうのを考えて作るので、満足行くことが多いと思います。行かない場合は、ディレクターの力量不足としか言いようがないです。担当チェンジしてもらいましょう。

人間だもの

まぁWEBの仕事・ITの仕事っていう画面越しのお仕事をしていても、最後は人間なので、相性とか、好き嫌いとか、そういうところで決めることになると思います。

営業マンとディレクター、どちらも一見すると、WEBの仕事をしている、お客様と直接やり取りをする仕事の人ではあるのですが、そもそもの発想の仕方が違うので、そこは覚えておいても良いのではないかと思います。

ただ、ちょっと難しいのはディレクターと一言で言っても、いろんなタイプの方がいて、会社によってちょっと役割が違ったりもするので、いろいろお話を聞いてみてください。ディレクターになる前って何してたんですか?とか。

いきなりディレクション

ディレクターになる人は、デザイナー上がり、コーダー上がり、の人が多い気がします。もちろん全員ではないですし、最初っからディレクターっていう人もどうやらいるようです。
好みの問題かと思いますが、僕はデザイナー上がり、コーダー上がりのディレクターさんが良いかなと思っています。
営業上がりのディレクターっていう部類の人はあまり聞きませんが、営業経験があるディレクターさんは悪くないです。どちらの気持ちもわかるので、お客様の言い分と、制作チームの言い分をどうにかして落とし所を見つけようとしてくれるかもしれません。

すぐに電話してくる人は営業マン気質、メールにしようとするのはディレクター気質。なんていうものすごい僕の主観的な判断基準も。

上手く文章で説明しにくい微妙なニュアンスを言葉で上手く丸め込もうとするのが営業マン、そういうものを形にしていかないといけないので整理整頓してわかるように文章にしようとするのがディレクター、っていう感じかな、と。曖昧にしておくとディレクターは後で痛い目にあうので。

結局のところ

好みの問題、お金があれば何でも解決、なんてしょうもないまとめなんですけど、一括りにWEBの人といってもいろんな仕事の人がいるので、自社の担当の人はどういう職種の人なんだろうっていうのを聞いてみると良いかなと思います。
これから制作会社を決めるとき、担当者の人はどんな職種なんだろうっていうのがわかると、この先どういう風に一緒に仕事をして行くのかが少しわかるかもしれません。

※あくまでも主観ですのであしからず。